Googleスプレッドシートは、Excelと違い複数人での情報の共有が簡単で且つ、同時編集可能なため、ビジネスツールとし利用する企業が多いですよね
そこで今回は、スプレッドシートへの値の設定方法を紹介します。
※このページの内容はBizRobo! Design Studio 10.4.0.1で確認しています。
- 作成するロボット
- typeの作成
- DSにてYahooサイトの値を取得する。
- Chromiumにてスプレットシートに値を転記する。
- スプレッドシートセル値設定
- Chromiumの作成(スプレドシートを開く)
- Chromiumの作成(スプレッドシートに値を設定)
- (a)Chromiumステップの設定
- (b)Guarded Choiceステップ(2秒待機)の作成
- (c)Enter Textステップ(順位設定)の作成
- (d)Guarded Choiceステップ(2秒待機)の作成
- (e)Press Keyステップ(Tab選択)の作成
- (f)Enter Textステップ(コード設定)の作成
- (g)Guarded Choiceステップ(2秒待機)の作成
- (h)Press Keyステップ(Tab選択)の作成
- (i)Enter Textステップ(市場設定)の作成
- (j)Guarded Choiceステップ(2秒待機)の作成
- (k)Press Keyステップ(Tab選択)の作成
- (l)Enter Textステップ(名称設定)の作成
- (m)Guarded Choiceステップ(2秒待機)の作成
- (n)Press Keyステップ(Tab選択)の作成
- (o)Guarded Choiceステップ(画面遷移待ち)の作成
- (p)Press Keyステップ(Enter選択 x 2)の作成
- (q)Guarded Choiceステップ(2秒待機)の作成
- (r)Press Keyステップ(Shift + Tab x4)の作成
- Chromiumの作成(スプレッドシートを閉じる)
作成するロボット
ロボット作業概要
Yahoo株価サイト(https://info.finance.yahoo.co.jp/ranking/?kd=1&tm=d&vl=a&mk=1&p=1)
より、値上がり率の順位・コード・市場・名称を100番迄取得し、スプレッドシートに転記を行う
ロボット全体フロー
※Chromiumの設定は、スプレッドシートを開く・値の設定・閉じるの3つに分け設定することにより、処理時間の短縮を行っています。
typeの作成
下図の様にtypeを作成を行い、ロボットに変数設定を行います。
DSにてYahooサイトの値を取得する。
Yahooサイトを開き値をループにて取得します。
(a)ページ読込ステップの作成
ロボットを新規作成し、前記typeをグローバル変数として追加後に、ページ読込ステップの設定を行いURLをYahoo株価サイトURL(https://info.finance.yahoo.co.jp/ranking/?kd=1&tm=d&vl=a&mk=1&p=1)を入力します。
(b)ループステップの作成
ウィンドウズビューに表示された画面の順位を右クリックし、ループ⇒テーブル行繰り返し⇒最初の行を除外を選択します。
(c)抽出ステップの作成
順位の1番目を右クリックし、抽出⇒テキスト⇒変数を選択します。
同様にコード・市場・名称も変数に抽出を行い、最初の抽出ステップのエラー処理を「ループ終了」に設定します。(Web画面の最後の列に「順序」の項目名が有り、項目名であればループし終了を設定)また、4つのステップを「値抽出」名にてグループ化します。
次ページ以降のループ設定します。
次ページ以降も同様に値をループにて取得します。
(a)ループステップの作成
アクションステップを設定し、アクションをループ⇒繰り返しを選択します。
(b)変数判定ステップの作成
ループステップの間にプランチ・トライステップを設定後に変数判定ステップを下図の通り設定します。(番号が101番以上となったらループ終了)
(c)次へステップの作成
アクションステップを設定し、アクションをループ⇒次へを選択後、次へステップを開きファインダーのタグパス「.*.div.div.div.div.ul.a」に変更、ダグパターン「次へ」を入力します。(3ページ目から次への位置が変更となるため)
(d)Nextへステップの作成
アクションステップを設定し、アクションをループ⇒Nextを選択します。
以上にて、Yahoo株価サイトの値上がり率の順位・コード・市場・名称を100番迄取得することが出来ます。
Chromiumにてスプレットシートに値を転記する。
スプレッドシートセル値設定
(a)変数の割当スデップの作成
Googleスプレッドシートを作成し、リンクを共有を編集可に設定後に、変数の割当ステップを設定しスプレッドシートのURLを変数に入力します。
(b)変数の割当スデップの作成
変数の割当ステップを設定し、エクスプレッションにて「toNumber(変数)+1」を入力し変数に設定します。
(c)変数の割当スデップの作成
スプレッドシートのURLを下図の順に変換を行い、URLに「&&range=セル位置」を追加します。
最後に(a)~(c)で作成したアクションステップは「スプレッドセル位置」名を付けグループ化します。
Chromiumの作成(スプレドシートを開く)
(a)変数判定ステップの作成
トライステップを追加し、変数判定ステップを下図の通り設定します。(番号1の場合のみChromium Openを起動します。)
(b)Chromiumステップの設定
※Chromiumの各ステップの全体フロー(設定後は、ステップの処理が判る様に名前を変更します。)
Desktop Automationステップを作成し、入力値に変数を設定し、編集を選択後オートメーションワークフローの左欄のInput変数を設定します。
(c)Openステップの作成
Openステップの設定し、スプレッドシートURL変数を入力します。
(d)Guarded Choiceステップの作成
Guarded Choiceステップの設定し、「10」を入力します。(10秒待機)
(Reternステップは何も設定しません。)
Chromiumの作成(スプレッドシートに値を設定)
各ステップを作成後にステップオーバーを選択しステップを進めながら作成します。
また、設定内容が同じステップはコピー・ペーストを行い設定を行います。
※Chromiumの各ステップの全体フロー
設定後は、ステップの処理が判る様に名前を変更します。
(a)Chromiumステップの設定
Desktop Automationステップを作成し、入力値に変数を設定し、編集を選択後オートメーションワークフローの左欄のInput変数を設定します。
(b)Guarded Choiceステップ(2秒待機)の作成
Guarded Choiceステップの設定し、「2」を入力します。(2秒待機)
(c)Enter Textステップ(順位設定)の作成
Enter Textステップを設定し、順位の変数を入力します。
(d)Guarded Choiceステップ(2秒待機)の作成
Guarded Choiceステップの設定し、「2」を入力します。(2秒待機)
(e)Press Keyステップ(Tab選択)の作成
Press Keyステップを設定し、Tabを選択します。
(f)Enter Textステップ(コード設定)の作成
Enter Textステップを設定し、コードの変数を入力します。
(g)Guarded Choiceステップ(2秒待機)の作成
Guarded Choiceステップの設定し、「2」を入力します。(2秒待機)
(h)Press Keyステップ(Tab選択)の作成
Press Keyステップを設定し、Tabを選択します。
(i)Enter Textステップ(市場設定)の作成
Enter Textステップを設定し、市場の変数を入力します。
(j)Guarded Choiceステップ(2秒待機)の作成
Guarded Choiceステップの設定し、「2」を入力します。(2秒待機)
(k)Press Keyステップ(Tab選択)の作成
Press Keyステップを設定し、Tabを選択します。
(l)Enter Textステップ(名称設定)の作成
Enter Textステップを設定し、名称の変数を入力します。
(m)Guarded Choiceステップ(2秒待機)の作成
Guarded Choiceステップの設定し、「2」を入力します。(2秒待機)
(n)Press Keyステップ(Tab選択)の作成
Press Keyステップを設定し、Tabを選択します。
(o)Guarded Choiceステップ(画面遷移待ち)の作成
Guarded Choiceステップを「Tree Stops Changing」を選択し「500」を入力します。
(p)Press Keyステップ(Enter選択 x 2)の作成
Press Keyステップを設定し、Enterを2回選択します。(セル位置が次の行に移動します。)
(q)Guarded Choiceステップ(2秒待機)の作成
Guarded Choiceステップの設定し、「2」を入力します。(2秒待機)
(r)Press Keyステップ(Shift + Tab x4)の作成
Press Keyステップを設定し、Sift+Tabを4回選択します。(セル位置がD列からA列に移動します。)
(Reternステップは何も設定しません。)
Chromiumの作成(スプレッドシートを閉じる)
(a)Chromiumステップの設定
※Chromiumの各ステップの全体フロー(設定後は、ステップの処理が判る様に名前を変更します。)
Desktop Automationステップを作成し、編集を選択します。(変数の設定無し)
(b)Guarded Choiceステップ(2秒待機)の作成
Guarded Choiceステップの設定し、「2」を入力します。(2秒待機)
(c)Left Clickステップ(閉じるをクリック)の作成
ウィンドウズビュー選択しの右上の「x」(閉じる)選択し、クリック⇒Leftを選択します。
(Reternステップは何も設定しません。)
以上にて完成です。