Automation Anywhere Automation 360 -AI JIMY Paperbotを開く-

Automation Anywhere

Automation Anywhere Automation 360を使って「AI JIMY Paperbot」の起動を自動化する例を紹介します。
AI JIMY Paperbot」にサインイン済の場合と、サインアウトしている場合で必要な操作が異なります。
ここでは、サインイン済かどうかの判定を行うのではなくて、サインインのときの[メールアドレス]欄のプロパティ取得を試みて、エラーになった場合にはサインイン済のときの処理を、エラーにならなかった場合にはサインインの処理を行うようにする例を紹介します。

処理概要

2行目で「AI JIMY Paperbot」ウィンドウの存在確認を行って、以降はウィンドウが存在しないときの処理です。

以降の説明では、上記アクションリストの行番号を見出しに使って、それぞれのアクションの設定内容の詳細を説明しています。

(2)AI JIMY Paperbot ウィンドウの存在チェック

対象となるウィンドウを選択すると、 $window1$ のように変数が自動生成されます。ここでは、操作対象のウィンドウが分かるように変数名を $ウィンドウAIJIMYメイン$ に書き換えています。

(4)AI JIMY Paperbotを開く

「AI JIMY Paperbot」はWindowsストアアプリですが、ストアアプリ以外のアプリケーションと同様に、ショートカットを作成することができます。ここでは、「C:\work」フォルダにショートカットを置いているものとします。

(7)サインインのメールアドレス欄のプロパティを取得する

サインインのウィンドウが表示しているときだけ存在する、[メールアドレス]欄のプロパティを取得する処理です。
サインイン済の場合には、この処理を実行したタイミングでエラーになります。エラーが発生するとエラーハンドラのキャッチ(10行目)にジャンプして、12行目を実行します。
サインインしていないときはエラーが発生せず、8行目を実行します。

(8)操作ガイドを表示する

サインインの入力を人が行う運用(人がサインインの入力を行って、初期画面が表示したら[OK]ボタンをクリックして、ロボットの処理に戻す。)にした場合の例です。
メッセージボックスを表示する代わりに、ロボットでサインインの情報を入力して、全自動でサインインを完了する方法も、もちろん可能です。

(9)(12)更新情報ウィンドウを閉じる

あとがき

サインインのウィンドウが表示しているかどうか判定するには、テキストボックス[メールアドレス]についてオブジェクトの存在確認を行う方法が簡単かもしれません。
今回は、エラーハンドリングのおもしろい利用方法を紹介したかったので、エラーハンドリングを利用してサインインのウィンドウの存在確認をしてみました。

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