Automation Anywhere A2019 -Bot Scannerの使用方法について-

Automation Anywhere

今回はAutomation Anywhere A2019にてBot Scanner の使用方法について解説いたします。なお、前提条件としてA-peopleへの登録が済んでいることとします。
(このページの内容はA2019.18 Onpremiseで確認しています。)

Bot Scannerとは?

Automation Anywhere Enterprise v11.xで作成したBotをA2019へ移行する際に、正しく移行が出来るか等を確認するツールです。

使用することでv11で作成したBotが正常に移行できるかどうかを確認することが出来ます。

①ApeopleからBot Scannerをダウンロード

Automation Anywhereのコミュニティサイト「A-people」から、Bot Scannerをダウンロードします。
A-people URL: (https://apeople.automationanywhere.com/s/?language=ja)

ログインを行います。※まだA-peopleに登録していない方はこの画面から登録が可能です。

ログインを行った後、ダウンロードボタンをクリックします。

ダウンロードページ内にある、A2019.x をクリック (A2019は適宜アップデートが入るため、現在は図では.18(Build 7560)とありますが、アップデートが入った場合はこの数字が変動しています)

クリックすると、Boxというダウンロードサイトにアクセスします。installation Set Upフォルダ内にある、AAE Bot Scanner.zipを任意の場所にダウンロードします。

②Bot Scannerを使ってみよう

ダウンロードが完了したら、zipファイルを解凍してフォルダの中にある「AAE_Botscaner.exe」を起動します。

起動後の画面は下図の通りです。

①Select repository path
 v11のBotファイルがあるフォルダパスです。
 ※すでにBot運用をしている場合は、あらかじめBotを新しいフォルダにコピーして該当フォルダを指定しましょう

②Select destination folder
 Botのスキャン結果を保存するフォルダです。任意のフォルダで構いません

上記2フォルダを指定できれば、Create reportをクリックしてレポートの出力を行います。

【参考資料】
製品ドキュメント > Use Bot Scanners(英語版でご確認ください)
https://docs.automationanywhere.com/bundle/enterprise-v2019/page/enterprise-cloud/topics/migration/using-bot-scanner.html

③出力されたレポート

レポートが出力されると以下のようなファイルが出来上がります。

Summary.htmlを開くと、スキャン結果を確認することが出来ます。
今回は7つのBotをスキャンしました。

No action requiredタブに表示されているBotは、特にBotの変更する必要なく移行が出来るものとなります。

Action requiredタブに表示されているBotは、A2019に移行する際に変更が必要な箇所があるBotです。今回は1つのBotが対象となっています。

Botを選択すると、なぜ移行がうまくいかなかったのかの詳細がわかります。今回の場合、インデックス番号が1から始まっていることが原因と考えられます。(A2019ではインデックスが0からスタート)
そのため、Botを移行する際にはインデックス番号を調整する必要があります。

【参考資料】
製品ドキュメント > Analyze reports(英語版でご確認ください)
https://docs.automationanywhere.com/bundle/enterprise-v2019/page/enterprise-cloud/topics/migration/analyze-reports.html

v11からA2019への移行は慎重に行う必要がありますが、Bot Scannerで現在のBotが移行できるかどうかをあらかじめ確認した上で、移行した場合の対処法などをあらかじめ検討しておくとスムーズに作業が進みます。

[目次]

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