今回はAutomation Anywhere Automation 360(以下、A360)にてOn-Premises版で発生している「デバイス登録ができない」事象の対処法について解説いたします。
(このページの内容はA2019.21 Onpremiseで確認しています。)
【原因】
最新の Chrome リリース (バージョン 94.x.x) では、HTTP サイトが 192.168.0.1 や 127.0.0.1 などのプライベートまたはローカル IP を呼び出するのを防ぐ新しいセキュリティ機能/修正が導入されています。
A360 で HTTP のみで Control Room を 実行していて、127.0.0.1 の呼び出しがブロックされた場合、デバイスは登録されません。
( https://apeople.automationanywhere.com/s/article/Automation-360-OnPremise-Customers-Using-Google-Chrome-Browser-Version-94-or-Later-Unable-to-Add-New-Device )
Onpremise版のAutomation Anywhereにて、Google Chrome(もしくはEdgeブラウザ)使用時に新しくデバイスを追加できない事象です。
Chrome側にアップデートが主な原因となっており、発生ケースはオンプレミスのインストール時にHTTPを使用しているケースとなります。
【対処法】
①Chromeブラウザにて、URL入力欄に「chrome://flags」を入力
②検索バー (Search flags)に「block insecure」を入力し検索実行
③「Block insecure private network requests」を「Disabled」に変更
プルダウンからDisabledを選択します。
④Chromeブラウザを再起動し、Control Roomでデバイス登録
Chromeブラウザを一度閉じ、Control Roomで再度デバイス登録を試みます。
以上が本事象の解決策となります。
Chromeの仕様変更などは今後も影響するケースがあるかと思いますので、適宜Automation Anywhere A-people等で情報をキャッチアップすることをお勧めいたします。