今回はAutomation Anywhere A2019にてディクショナリ型変数を使用する方法について解説いたします。
(このページの内容はA2019.16で確認しています。)
フォルダの中にあるファイル名を取得してみよう
フォルダの中にある5つファイルがあります。
今回は、フォルダにあるファイルの数だけファイル名と拡張子を取得してみましょう。
【設定手順】
(1)ループ「フォルダーの各ファイルに対して」を指定し、フォルダーのディクショナリパスを入力し、変数を作成をクリック
(2)ディクショナリ変数を作成します。
(3)メッセージボックスでディクショナリ変数を表示するために、ループ処理の中にメッセージボックスを挿入します。
(4)メッセージボックスアクション内でF2キーをクリックし、ディクショナリ変数を挿入しようとするとディクショナリキーの入力を求められます。
※ディクショナリキーは、「name (ファイル名)」と「extension (拡張子)」です。
※デバッグモードで確認することが可能です。
(5)「$ディクショナリテスト{name}$.$ディクショナリテスト{extension}$」という形で入力すると、「テスト見積もり①.pdf」の形で表示することが可能です。
※入力する際には、必ず「.」をいれるようにしてください。
(6)実際に実行させてみると、メッセージボックスには 「ファイル名+拡張子」の形で表示することが可能です。
ディレクトリ変数のキーに関しては、A2019上で確認するにはデバッグモードでキーを確認する方法となります。
他にもデバッグモードを活用することでBot開発に必要なヒントがあるケースは多いので、デバッグモードを積極的に活用しBot開発に活かしましょう。