Automation Anywhere Automation 360を使って「AI JIMY Paperbot」の実行を自動化する例を紹介します。
ここでは、製造メーカーから入手した原材料の「試験成績表」をOCR処理するワークフローを例題に選びました。(AI JIMY Paperbotのワークフローは作成済とします。)
操作フロー
自動化の対象とする画面操作の流れをまず示します。
なお、クリック操作について人の操作とロボットの操作を、マウスの色で区別しています。
(1)AI JIMY Paperbotを開くと更新情報が表示するので、[閉じる]ボタンをクリックします。
(2)試験成績表をOCR処理するワークフロー「試験成績表」を選択します。
(3)処理対象のPDFファイルを指定するためのファイル選択ダイアログを表示します。
(4)テキストボックス[ファイル名]をクリックします。
(5)処理対象ファイルのファイルパスを入力します。
(6)[開く]ボタンをクリックして、処理対象ファイルを確定します。
(7)[実行]ボタンをクリックして、仕分け処理・文字認識処理を実行します。
(8)仕分処理・文字認識処理が完了すると、メッセージボックスが表示します。
(9)[OK]ボタンをクリックしてメッセージボックスを閉じます。
(10)[実行]ボタンをクリックして、データ出力処理を実行します。
(11)データ出力処理が完了すると、メッセージボックスが表示します。
(12)[OK]ボタンをクリックしてメッセージボックスを閉じます。
(14)[最初に戻る]ボタンをクリックして、次の処理の準備をします。
ロボット処理(その1)
「操作フロー」(3)から(6)の処理の具体的な作成方法を、下記リンクページで説明しています。
-AI JIMY Paperbotの処理対象ファイルを入力する-
ロボット処理(その2)
「操作フロー」(7)から(11)の処理の具体的な作成方法を、下記リンクページで説明しています。
-AI JIMY Paperbotの文字認識処理完了を待つ-
ロボット処理(その3)
下記「特殊な操作」の(1)から(3)の処理の具体的な作成方法を、下記リンクページで説明しています。
特殊な操作
「AI JIMY Paperbot」をサインアウトしてる場合、サインインの操作が必要になります。
サインインの操作を人が行って、人の操作が完了したら後続の処理をロボットで行う場合の操作フローを考えてみました。
(1)サインインの操作を促すメッセージボックスを表示します。
(2)サインインしたらメッセージボックスの[OK]ボタンをクリックします。
(3)AI JIMY Paperbotを開くと更新情報が表示するので、[閉じる]ボタンをクリックします。
あとがき
処理対象ファイルの選択、[実行]ボタンのクリック操作、文字認識処理・データ出力処理の終了を待って次の操作を行う方法を紹介しました。
一連の操作を自動化しておくことで、紙帳票からデジタルデータを抽出する作業の効率アップが図れます。
「AI JIMY Paperbot」を導入したら、操作の自動化に挑戦してみてください。