Automation Anywhere Automation 360 -AI JIMY Paperbotの処理対象ファイルを入力する-

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手作業で「AI JIMY Paperbot」に処理対象ファイルを入力するには、ファイルをドラッグ&ドロップする方法が簡単ですが、ロボットで自動化する場合には、ファイル選択ダイアログを表示する方法が使い易くて安定した操作が見込めます。
ここでは、特定のフォルダに複数存在する処理対象ファイルを「AI JIMY Paperbot」に入力する処理について、具体的な設定内容を紹介します。

処理概要

13行から19行で、処理対象ファイルのファイルパスを半角スペース区切りで変数に代入する処理を行っています。
20行から23行で、ファイルパスをコピー&ペーストしています。
また、24行から26行で、ファイル選択ダイアログの[開く]ボタンをクリックして、対象ファイルを確定しています。

以降の説明では、上記アクションリストの行番号を見出しに使って、それぞれのアクションの設定内容の詳細を説明しています。

(13)ファイルパス編集用変数を初期化する

(14)フォルダー内のすべてのファイルでループする

処理対象ファイルを格納しているフォルダのパスを pathDir の初期値として設定しているものとします。

(15)ファイル拡張子で分岐する

PDFファイルのみ対象とするための分岐条件です。

(19)複数ファイルのパスを半角スペース区切りで編集する

$pathPdfFiles$$pathDir$$fileName{name}$.$fileName{extension}$

(20)クリップボードにコピーする

(21)[ファイル追加]をクリックする

対象となるウィンドウを選択すると、 $window1$ のように変数が自動生成されます。ここでは、操作対象のウィンドウが分かるように変数名を $ウィンドウAIJIMYメイン$ に書き換えています。

(22)テキストボックス[ファイル名]を選択する

(23)クリップボードの内容を貼り付ける

[CTRL DOWN]v[CTRL UP]

(25)[開く]ボタンが有効になるまで少し待つ

(26)[開く]ボタンをクリックする

あとがき

テキストボックス[ファイル名]にファイルのパスを貼り付けてから、[開く]ボタンが活性化するまでに、少し時間を置く必要があることは、動作確認をやってみて初めて分かるようなことですが、クリップボードを使って貼り付けを行うケースではよくある事なので、覚えておきましょう。