Automation Anywhere A2019 -ログファイルの確認方法について-

Automation Anywhere

今回はAutomation Anywhere A2019にてログファイルの確認方法について解説いたします。
(このページの内容はA2019.17 Onpremiseで確認しています。)

A2019で確認可能なログファイルは3つあります

①Clientデバイスに出力されるログ
②Control Roomサーバに出力されるログ
③Control Roomの[監査ログ]の3つです。一つずつ確認していきましょう。

①Clientデバイスに出力されるログ

Clientのログは、デフォルト設定の場合は以下のフォルダに出力されます。

 C:\ProgramData\AutomationAnywhere\BotRunner\Logs

Logsフォルダ内は上図のようなそれぞれの月に対応したフォルダがあります。

また、各月のフォルダの中には各日ごとのBot Launcher.logとNode_manger.logがあります。 (BotLauncherはBotの動作ログ、Node_ManagerはCR機能に関するログです。)

なお、それぞれのログは、設定によって、どのレベルまでの内容が出力されるかが異なります。
すべてのログが出力されるようにするには、
【Bot_Launcher.log】
C:\Program Files\Automation Anywhere\Bot Agent\config\botlauncher-logging.xml
【Node_Manager.log】
C:\Program Files\Automation Anywhere\Bot Agent\config\nodemanager-logging.xml
【TriggerListener.log】
C:\Program Files\Automation Anywhere\Bot Agent\config\triggerlistener-logging.xml
をメモ帳等で開き、Root level=”INFO”もしくはRoot level=”DEBAG”を
Root level=”ALL”に変更しましょう。

エラーが発生した際は事象が発生した時間帯の、「FATAL」「ERROR」「WARN」の行や、前後の行の内容を確認しましょう。

変更後は、タスクマネージャーからBotAgentを再起動しましょう。

【参考資料】
製品ドキュメント > Bot Agent ログ ファイル/Bot agent log files(英語版でご確認ください。)
https://docs.automationanywhere.com/bundle/enterprise-v2019/page/enterprise-cloud/topics/aae-client/bot-creator/working-with-automation-tasks/analyze-bot-agent-logs.html

②Control Roomサーバに出力されるログ (Onpremiseのみ)

Cloud版では現在このログは確認できません (2020年12月現在)
Onpremise版の場合、サーバー機にて
C:\ProgramData\AutomationAnywhere\Logs
内にある「WebCR.log」が該当ログとなります。

【参考資料】
製品ドキュメント > Enterprise Control Room ログ ファイル/Enterprise Control Room log files(英語版でご確認ください)
https://docs.automationanywhere.com/bundle/enterprise-v2019/page/enterprise-cloud/topics/control-room/administration/analyze-control-room-log-files.html

③監査ログ

Admin権限があるユーザーで監査ログを選択します。
出力したい情報をチェックし、赤枠で囲んでいる部分をクリックするとcsvで出力することが出来ます。

【参考資料】
製品ドキュメント > 監査ログ/Audit Log(英語版でご確認ください)
https://docs.automationanywhere.com/bundle/enterprise-v2019/page/enterprise-cloud/topics/control-room/audit-log/cloud-audit-log.html

A2019で出力されるログは問い合わせ等を行う際や、エラー発生の特定をする際に重宝します。A2019上で表示されていないログも確認できますので、エラー発生時には確認しましょう。

[目次]